超生物学—次のX
編/谷内江 望 著/谷内江研究室
羊土社「実験医学」の2018年11月号から2021年1月号まで「ブレークスルーを狙うバイオテクノロジー 東京大学先端科学技術研究センター谷内江研究室編」を連載しました。当研究室のメンバーが世界で凄まじいスピードで進むバイオテクノロジー開発とその発想の巧妙さ、それらのアイディアが密接に連関している様子について全15回に渡って解説しました。これが2021年10月に羊土社より「超生物学—次のX〜私たちがいま手にしている細胞工学」(Amazonリンク) として書籍化されました。
羊土社のウェブサイトにて一部読めるようになっています
超生物学—次のX〜私たちがいま手にしている細胞工学
目次
はじめに
第1章 ゲノム編集—バイオテクノロジーの新たな主人公
第2章 細胞レベルで個体発生を追跡する
第3章 シングルセル解析にみるDNA バーコードの威力
第4章 DNA バーコードによるテクノロジーの連結
第5章 DNA シークエンシングで細胞内分子ネットワークや空間情報を取得する
第6章 DNA に人工情報を記録する
第7章 メモリードライブのようにふるまう細胞の開発
第8章 細胞の中に論理回路を作る
第9章 RNA を用いた分子センサープログラミング
第10章 遺伝子回路による生体モニタリングデバイスと次世代がん免疫治療法
第11章 進化生物学と発生生物学
第12章 進化生物学が触発したバイオテクノロジー
第13章 生命ネットワーク情報を利用した知識の統合
第14章 生体空間を捉えるイメージング技術
第15章 細胞レベルに情報を粗視化して空間を捉える
第16章 生物に情報記録マシンを仕込む—私たちの次のX
付録1 本書に登場する研究グループ
付録2 本書に登場する研究グループ(主宰者)相関図
参考文献
おわりに
発行に寄せて (1) 生物学を超えるとは【武部貴則】
発行に寄せて (2) チーム谷内江,会心の「超生物学─次のX」【末松 誠】
索引
著者: 谷内江 望、増山 七海、関 元昭、山本-エヴァンス 楠、石黒 宗、森 秀人、坂田 莉奈、今野 直輝、松尾 仁嗣、木島 佑輔
実験医学連載時の公開原稿
ゲノム編集ー美しきテクノロジーウェブの新たな中心 (谷内江 望) 公開版PDF
DNAバーコードとゲノム編集で個体発生を追跡する (増山 七海) 公開版PDF
DNAイベントレコーダーによって細胞の過去の状態を知る (森 秀人) 公開版PDF